近年サスティナブルという言葉を
よく耳にします。
- でも正直「サスティナブル」ってどういう意味??ってよくわからない。
- 今更人に聞くのもちょっと恥ずかしい。。
という人も多いと思います。
さらにこのサスティナブルという活動がファッション業界にかなりの影響を与えているのを
皆さんご存知でしょうか??
「いやいやそもそもサスティナブルも知らんのにサスティナブルとファッションの関連性のことなんか知ってるわけあるかい!」
という声が天から降ってきたので記事にしようと思います。
この記事を読めば
そもそもサスティナブルってなに??
サスティナブルな取り組みって具体的になにをするのか??
サスティナブルな取り組みを行っているファッションブランドはどこのブランドなのか。
そういった疑問が全て解決されます!
少しでもサスティナブルのことに興味があったり
サスティナブルとファッションのつながりを深く理解したい人はぜひ最後までご覧ください!!
このブログを書いているのはこんな人!
アパレル暦5年以上。
学生ながら企業初の
学生バイトとして
オーダースーツ屋に勤める。
その後某有名
ブランド古着屋で販売、買取に携わる。
トラッドやアメカジを
ベースにしたスタイルが大好き。
サスティナブルとは?ファッションとのつながり

まずサスティナブルとはなんぞやねんという方のために簡単に説明しようと思います。
そもそもかなり様々なことにしっかりアンテナを張って感度の高い情報をしっかり持っていない人以外は意味がちゃんとわかっている人はかなり少ないと思います!
サスティナブルの意味とは??
サスティナブルとは英語のsustain(持続する) +able(できる)でsustainableが語源の言葉です。
では肝心の意味とは
サスティナブル:持続可能にできる。という意味になります!
つまり最近よく聞く、「サスティナブルな社会を目指す。」というのは
持続可能な社会を目指していきましょうね。という意味です。
そもそも持続可能ってどういう意味??と聞こえたので
将来にわたって持続的・永続的に活動を営むこと。「持続可能な」は、英語「sustainable」(サスティナブル)の一般的な訳語となりつつある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ということです。
超簡単にいうと、今ある資源も限りがあって無限じゃないんだから無駄に使うことをやめて
再生できたり、リサイクルによって永久的に資源を使えるようにしようね。
という活動が持続可能な活動です。
超ざっくりなので専門的に詳しい方はあんまりここが違うそこが違うと叩くのだけは勘弁してください。
お願いします怖いので。笑
サスティナブルとファッションの関連性とは??

サスティナブルとファッションが何の関係があるの??
そう思った方、この一見関連性のなさそうなサスティナブルとファッションの関係。
それが問題大アリです。
そもそもファッション業界という産業は上から2番目にゴミを多く出す産業だということ
を知っていますか??
そうなのです、意外とファッション業界は地球汚染に深く深く関わっています。
エンターテインメントなのだからといってこの問題は見逃せるわけではありません。
服を作るにあたりいくつかの過程を通して服は出来上がるのですが大まかに分けて4工程で出来上がります。
- 原料や素材の調達。
- 原料の糸や毛などを加工して紡ぐ。
- 紡いだ素材に染色し、色を加える。
- 最後に素材を服の形に整える。
大まかにこのような過程で洋服は出来上がります。
ただこの洋服の製作過程でどれだけの量のゴミや大気汚染物質を排出しているでしょうか?
少し考えてみてください。
答えは、、、
- CO2排出量→90000kt
- 水消費量→83億m3
- 端材等のいらない部分の排出量→45000t
数字で言われてもあまりピンときにくいですが
3番目は純粋にゴミとして出ている量が45000tです。
1tで1000kgですよ?それが45000tってやばくないですか?
というわけでファッション産業はかなり環境汚染に関わっているので
今回のテーマであるサスティナブルとは深〜いつながりがあるのです!
ファッションに関わるサスティナブルな取り組みとは??

ではここまで説明してきたサスティナブルとファッションの深いつながりですが
じゃあ実際どういう活動がサスティナブルに繋がっているのか?
私たち服を着て消費する側の人たちはどういった行動をすべきなのかまとめていきます!
ファッション業界が行っているサスティナブルな取り組み
ではまずファッション業界の内側の生産者さんたちがどういった活動を行っているのか
説明していきます!
ファッション業界の内側の生産者さんたちが行っている主なサスティナブルな活動。
- 動物の皮や毛を使用しない。
- 再生利用でできた素材を使う。
- オーガニックコットンを使用する。
- フェアトレードを実施する。
- 受注生産をもっと受け入れる。
このような点が主なサスティナブルな活動の一環です。
ただし、こういった活動をすべてのブランドや生産者さんが行っているわけではないですが
主にこのような活動をしていこうねという取り組みです!
動物の皮や毛を使用しない。
この点に関してはまだまだ普及率は低いです。
というのも物としての完成度が代用品としてのフェイクファーやフェイクレザーとでは
圧倒的に違うからです。
そうなるとハイブランドなどは良い物を高い値段で販売しているためフェイクファーやフェイクレザーなどはなかなか使用しづらいのが現状です。
ただ取り組みとして認識をすることが重要!
再生利用でできた素材を使う。
以前から行われているペットボトルなどのリサイクル。
そういったリサイクルからできた素材を使うこともサスティナブルな取り組みの一環です。
またそういった素材でできた洋服もまたリサイクルを繰り返すことで
サスティナブルな取り組みはもっと加速してきます!
僕たちもペットボトルなどのリサイクルくらいならできるよね!
オーガニックコットを使用する。
オーガニック、つまり無農薬でできた綿、コットンを使用することも活動の一環です。
農薬や化学肥料などを使わないことで地球環境に配慮しています!
フェアトレードを実施する。
フェアトレードとは「公正取引」つまり国外で安い賃金で労働させたりするのをやめようね!
ってことです。
取引するにしても労働に見合った対価をしっかり払うなどです。
不平等や差別をやめろってことですね!
なにがあっても差別はダメ絶対。
受注生産をもっと受け入れる。
注文を受け付けてから商品を生産する受注生産。
オーダー〇〇もこれに近いかもしれません。
今の時代的に大量に物を作って安くで売る。
という流れが一般的です。
ただそれをやりすぎるとやっぱりゴミ増えるよね?ということです。
なので受注生産を増やすというよりかは大量生産の量を少し減らそう。
というニュアンスの方が正しいかもしれません。
ファッションを楽しむ消費者が行えるサスティナブルな取り組み。
ここからはファッションを楽しむ側、消費者側の私たちができるサスティナブルな取り組みを紹介していきます!
私たち消費者ができるサスティナブルな取り組み。
- サスティナブルに配慮されたファッションアイテムを購入する。
- 購入する前に長く使うかしっかり考える。
- 古着を購入する。
- いらなくなった服は古着として買取やフリマアプリに出して売る。
- 売れなくても古着回収などに出す。
小さなことですが私たちみんなが意識すれば大きな取り組みに変わります。
サスティナブルに配慮されたファッションアイテムを購入する。
ここまで述べたとおり、ファッションブランドもかなりサスティナブルに
意識を向けて洋服を作っています。
すべてのブランドとは言いませんが、サスティナブルファッションに特化したブランドや
サスティナブルの洋服だけを扱うラインを作ったりしているブランドもあります。
なので少しでも購入する際にはそういったサスティナブルに配慮されているか
チェックすることも私たちにできる活動の一つです。
購入する前に長く使うかしっかり考える。
逆にこれを考えずに購入する人の方が少なそうですが、、笑
ただいま一度ほんとに欲しいのかと自問自答することも大事です!
少し考えるだけで経済的にも環境的にも良いことだな!
古着を購入する。
古着を購入することもリサイクルの一環なので
立派なサスティナブルな取り組みといえるでしょう!
安い上に状態の良いものもかなり多いので個人的には古着大好きです。
「良い物を安くで買ってできるだけ高くで買取に出す。そして良い物をまた安くで買う。」
これが僕のポリシーであり、このブログのテーマです。笑
いらなくなった服は古着として買取やフリマアプリに出して売る。
いらない服があるならあなたはどうしますか?
すぐに捨てる。という答えが出た人はもう一度この記事を読み返しましょう!
さもないともったいないおばけが出ますね!はい!(懐かしいよね)
というわけでいらない服があってもすぐに捨てるのではなく少しでも綺麗で売れそうな物であれば
買取などに出すなどして処分する方法もありますし
またメルカリなどのフリマアプリで売れることも
かなり多いです!
このように捨てる以外の選択肢は多くあるので
すぐに捨てるのではなく買取やフリマアプリを利用することも視野に入れましょう!
また服を売るのがめんどくさいと感じている人向けにめんどくさくない服の買取方法や簡単な処分方法の記事もあるので
ぜひご覧ください!
買取やフリマで売れればちょっとしたお小遣いにもなる!
売れなくても古着回収などに出す。
綺麗な服なら買取やフリマに出せるけど
ブランド物でもないし、汚いし、、となっても捨てるのでなくて
古着回収や無料で寄付をする選択もあります!
古着の寄付ってめんどくさそうと思うかもしれませんが、意外とそんなにめんどくさくない方法もあるので
こちらの記事もご覧ください!
サスティナブルな取り組みを行っているファッションブランド。

では最後にサスティナブルな取り組みを行っているファッションブランドを少し紹介してこの記事は終了したいと思います!
GUCCI(グッチ)

はいみんなご存知、みんな大好きグッチ様です。
豪華絢爛、華やかさの鬼。と思われている人も多いグッチ。
間違いではありません。
ただ全てが豪華ではでというわけではありません。
先ほど述べた、サスティナブルを意識したラインを作ったブランドがある。
と言いましたが実はグッチのことです。
グッチがサスティナブルライン(Gucci Off the Grid)を作ったのは2020年。
ハイブランドの中でもサスティナブルに着目するのは早かったと思います。
グッチらしい華々しさは残しつつ、素材などは再生利用でできたものなどを使っています。
Stella McCartney(ステラマッカートニー)

ハイハイ、ステラ。
2020年の紅白歌合戦で司会の二階堂ふみ様が召してたステラのドレス半端なかったよね。
気になったら調べてみてください笑
ステラマッカートニーの名前でピンと来る人もいるかもしれませんがあのビートルズのポールマッカートニーの娘さんがデザイナーを務めています。
とんでもないね。
そんなステラですが、創業当時からサスティナブルはかなり意識しており
ファッションブランドでサスティナブルといえばステラマッカートニーという人も
少なくないでしょう。
Levi’s(リーバイス)

これまたみんな大好きリーバイス。
僕もたまらないくらい好きです。
そんなリーバイスは主にデニムを作る際にできるだけ水の消費量を抑える取り組みをしています。
そのほかにもサスティナブルに関して多岐にわたり意識して商品生産を行っています!
Patagonia(パタゴニア)

4年前くらい町中パタゴニアだらけになりましたね笑
そんな日本でも絶大な認知度を誇るパタゴニアも
サスティナブルな取り組みを積極的に行っています。
登山やアウトドアのブランドなので地球や環境問題に力を入れるのは納得ですね!
パタゴニアはサスティナブルを意識した素材を使用するなどはもちろんですが
中古のパタゴニア製品を下取りし、売り上げの1%を寄付するという活動を行っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
サスティナブルとファッションの繋がりとは? 私たちにできる取り組みは?
この記事のまとめです!
- サスティナブルとは??
→超簡単にいうと、今ある資源も限りがあって無限じゃないんだから無駄に使うことをやめて
再生できたり、リサイクルによって永久的に資源を使えるようにしようね。
- ファッションに関わるサスティナブルな取り組みとは??
→ファッション業界が行っている取り組み
- 動物の皮や毛を使用しない。
- 再生利用でできた素材を使う。
- オーガニックコットンを使用する。
- フェアトレードを実施する。
- 受注生産をもっと受け入れる。
→私たち消費者が行える取り組み
サスティナブルな取り組みを行っている代表的なファッションブランド。
- GUCCI(グッチ)
- Stella McCartney(ステラマッカートニー)
- Levi’s(リーバイス)
- Patagonia(パタゴニア)
では今回の記事はこの辺で失礼します!
また次回の記事でお会いしましょう!
See you next time!!!